人生の勝算
メカゴリラ評価
読みやすさ: | (4.0 / 5) |
おもしろさ: | (3.0 / 5) |
インプット量: | (3.0 / 5) |
著者 & 出版社
著者
前田 裕二 先生
出版社
幻冬舎
発行年月日
2017年6月30日
SHOWROOM株式会社の代表取締役社長の前田さん。
メディアにもたくさん出演されており知っている方は多いと思います。
ベストセラー本【メモの魔力】で有名な前田さんの一冊目の本です。
こちらの本【人生の勝算】では、前田さんのこれまでの人生紹介とそこからの教えや考えがメインとなっています。
メモの魔力で前田裕二さんに興味を持った方、惹かれた方はこちらの本もぜひ読んでもらえたらと思います。
メモの魔力のレビューもこちらの記事でしております。
興味のある方はこちらもどうぞ。
ホリエモン(堀江貴文)さんの記事でも紹介しましたが、私の価値観を大きく変えた動画です。
前田さんの人間性も伝わってくるので参考に見てみて下さいませ。
ちなみに堀江さんの記事はこちらからどうぞ。
この本から学べること
この本から学べること
❶ 絆の大切さ
❷ 努力の大切さ
➌ 人生という壮大な航海において「コンパス」を持つことの大切さ
こんな人におすすめ!
こんな方はぜひ
・メモの魔力や他のメディアから、前田裕二さんに興味を持った方
・ビジネス、特に営業の自己啓発をしたい方
・自己啓発、ビジネス書好きな方(安定の箕輪さん本です)
【この本から学べること】の項目は、本書に記載されている前田さんが伝えたいこととして紹介されているものをそのまま引用しております。
なぜ購入したのか?
前田裕二さん本だー!
メモ好きの私は、重ねてになりますが、前田裕二さんのメモの魔力は読んでおりました。
しかし、この書籍の存在は知っていて興味は持っていたものの、手に取るまでには至っておりませんでした。
そんな中…
kindle unlimitedにて読み放題を発見!
最近の恒例になっておりますが、kindle unlimitedにて人生の勝算を発見!
読むしかないでしょう!
余談になりますが、kindle unlimitedでは20冊まで無料の本をライブラリに保管しておけるのですが、常にMAX状態です…。
実世界だけでなく、電子書籍でも積読をしていくスタイルです…全く誇れないことなのですが。
Kindle unlimitedとは?
amazonの提供する電子書籍アプリ【kindle】を利用した、書籍の読み放題サブスクサービスです。
月額980円(税込)で200万冊以上の書籍が読み放題です。
漫画は最初の巻だけが多いですが、小説やビジネス書・参考書・雑誌などは多数の良書があり、月に2冊以上の読書をすれば元がとれる計算です。
30日間の無料お試しもある為、まずはどんな書籍があるか見てみて継続するか、どうか判断もできます。
ちなみに私メカゴリラは当然、加入しており有用に活用しております!
たぶん、ずっとこのサービスは利用していくだろうと思っております。
kindle unlimited無料お試しはこちらからどうぞ
内容
前田さんの今までのストーリー
目次
第1章 人は絆にお金を払う
第2章 SHOWROOMが作る新しいエンターテイメントのかたち
第3章 外資系投資銀行でも、求めたのは「思いやり」
第4章 ニューヨーク奮闘記
第5章 SHOWROOM起業
第6章 SHOWROOMの未来
一部抜粋して内容をご紹介していきます。
ちなみに本書のタイトル【人生の勝算】は、秋元康さんと出会った時の会話、
前田さん「僕は、ビジネスにも人生にも、勝算があります」
秋元さん「君の、根拠のない自信が好きだ」
という会話からだそうです。
またこの言葉を迷ったときに立ち返る大事な考え方にしているとの事らしいです。
イケメンで勤勉で、この自信…ちょっと嫉妬してしまいますね(笑)
第1章 人は絆にお金を払う
この章では幼少期や、学生時代の前田裕二さんのストーリーが記されております。
未知より既知
【未知より既知】
という言葉が出てきました。
これは、前田さんがストリートシンガーとして活動をしていた際に、オリジナルソングを歌うよりも、皆が知っている曲を歌った方が、足を止めて聞いてくれる機会が多いという逸話からのものです。
ブログで考えてみると、
全く知らない言葉や興味のない事象よりも、
聞いたことのある言葉がタイトルであったり、検索されやすい題材にしろ。という事でしょうか?
濃い常連客をつくる
一人のお客様から、曲のリクエストを受け、その際にはその曲は歌えなかったため、次の日時と約束をとり、練習をして歌ったことにより、強い感動を与え、おひねりも高額貰えたエピソードが記されております。
ブログで考えてみると、全員に薄く伝わることよりも、少数でも大きく共感してもらえる記事やサイトを作成していくという事でしょうか?
なかなか難しいですね。
「コミュニケーション可能範囲」に入ってきてもらう
前田さんが路上で歌う際には、歌う曲のセットリストを記して掲示しておくことで、興味を持ってもらいやすく、話しかけやすい状態にしていたというエピソードが記されております。
ブログで当てはめてみると、最初に伝えることや、結論を記しておくことでしょうか?
文書を書く際の基本として良く出てくる事ではありますが、私は最初に結論がなかなか慣れずにダラダラ話したり、記したりしてしまいます…もっと頑張らねば。
後天的な努力によって、頑張った人が報われる
前田さんの世界観として、とても大切にしている事です。
とても共感します!
私が、このブログ活動も含めた副業や企業に興味を持った際に1番に考えていたことです。
上手く言語化されているため、私もこのフレーズで引用していこうと思います(笑)
コミュニティを深める要素
① 余白があること
② クローズドの空間で常連客ができること
③ 仮想敵を作ること
④ 秘密やコンテクスト、共通言語を共有すること
⑤ 共通目的やベクトルを持つこと
ブログに当てはめて考えてみると、最初に構想をしっかりと練っておくことが大切なのかなと思いました。
出たとこ勝負の当ブログでは難しいですね…
第2章 SHOWROOMが作る新しいエンターテイメントのかたち
この章では、SHOWROOMの紹介や戦略、そこから活用できることが記されております。
ちなみに、残念ながら私はSHOWROOMを利用したことはありません…。
「クオリティ」の定義が、変わってきている。
「人生の勝算」前田裕二 より引用
クオリティの高さで突き抜けようと思うのは難しい。
絆が大事。
他人のストーリーではなく、自分のストーリーとしてもらう。
「共感」してもらう、自分事としてもらう事が大切という事ですね。
私も皆に共感してもらえる記事を書いていきたいものです…難しい(笑)
その結果、行きついた結論は、パフォーマンスの質やブランドではありませんでした。
「人生の勝算」前田裕二 より引用
インタラクション。
その一点です。
大切なのは距離感。
インタラクションとは、相互作用・交互作用・交流・やりとり
という意味です。
このブログも距離感が近いものにして、交流できる環境にしていきたいです。
そのために、最近ちょっとサボり気味だったTwitterも、もっと活用していかねば…。
そして、それ以前にまず多くの人に見てもらえるものにしていかねば…。
課題は山積みです(´;ω;`)
第3章 外資系投資銀行でも、求めたのは「思いやり」
この章では前田裕二さんが就職した、外資系投資銀行での話が中心に記されております。
よくビジネス書では、人に好かれる能力を磨きなさいと説かれていますが、僕は逆だと思っています。
「人生の勝算」前田裕二 より引用
人を好きになる能力の方が、よっぽど大事だと思います。
先輩のスーパーエリート社員、宇田川さんの話が記されております。
誰からも好かれる宇田川さんは、受付の子の名前も覚え、名前で呼んで挨拶をするぐらい、人を好きになる能力が高かったとの事です。
よく言われる言葉で、他人は写し鏡であると、
嫌いと思った人からは嫌われるし、好きと思った人からは好かれる。
どうしても感情は隠しきれないので、些細な仕草が相手に伝わってしまうと。
それと似たことなのかなとも思います。
人を好きになることは、私にもできそう!
ただ、どうしても苦手で嫌いな人も、職場にはたくさんいるという悲しい事実が…。
実はどの分野でも、基本中の基本をやり続けている人は、意外と多くない。
「人生の勝算」前田裕二 より引用
何か特別なことをする必要はなく、当たり前を徹底的にやり続けるだけで、他の人とは圧倒的な差がつくんだと、この時に知りました。
耳が痛くなる話です。
読んでいる方で私と同様、刺さる人は多いのではないでしょうか?
分かってはいても、それを実践するのが難しいことの代表格ですよね。
当たり前を当たり前にやる…頑張ろう。
バカにしてまで自分をさらけ出すことができるヤツに、コミュニケーションの扉は開く。
「人生の勝算」前田裕二 より引用
営業の際に、電話に出てもらうために、飲みの場でバカをして、喜ばすことによって、おもしろいやつと認識され結果が出るようになったとの前田さんの体験談が記されております。
自分はとても苦手…。
20代の頃は、飲みも仕事と割り切り、参加できるものはすべて参加しておりました。
しかしながら根本的に飲み会の場が嫌いな私は、今は積極的に断っております(笑)
本当は参加した方がいいのでしょうが、このスタイルは崩したくないと葛藤があります。
ただ、【さらけ出すこと】という言葉には共感します。
人情や愛嬌が大事だという事も本書には記されており、その点も強く共感します。
このさらけ出すことを出来れば、飲みの場ではなく通常のコミュニケーションで行っていき、カバーしたいと思います。
全然、ブログとは関係なく本業である飲食店マネージャーとしての話になってしまいました(笑)
どんなビジネスであれ、そこに人間が介在する以上、コミュニケーションが重要です。
「人生の勝算」前田裕二 より引用
そして、コミュニケーションに求められることは、シンプルです。
相手の立場に立つことです。
ブログでも良く言われることで、【読者の気持ちになって記す】というものがあります。
しかしながら、現状のこのブログでは自分の考えや、学んだことを記載する一方通行になっていることが多いと感じてしまいます。
この記事のような書籍紹介・レビューの記事ではもっと、皆様にどんな役に立つかを伝えていけるよう、精進していきたいと思います(少しずつ、少しずつになると思いますが…)
また日常でも、相手の立場になって考えているつもりではありますが、更に磨いていかねばと感じました。
そういったことを学ぶ書籍も今後読んでいきたいなぁと思っております。
第4章 ニューヨーク奮闘記
3章で記した、外資系投資銀行にて海外赴任をしていた時のことが記されております。
モチベーションはあらゆる仕事術に勝ります。
「人生の勝算」前田裕二 より引用
ビジネスの専門知識や、会計処理能力、語学力、どれもビジネスパーソンの武器にはなると思いますが、「やる気」は全てを超越し得ます。
モチベーションで万事が解決するわけではありませんが、超高速で力強く走り、目的を達成するのに、まずはそのための燃料が必要です。
その通りだなぁと思います。
そして私は本業の飲食店勤務に対して全くモチベーションがありません(笑)
勤務歴で得た知識や技術のみで惰性でこなしているだけです。
逆に、ブログ活動にはモチベーションしかありません!
強いモチベーションと、全く無い知識、技術!
とてもアンバランスです(笑)
モチベーションが高まらない人の多くは、見極めが甘い。
「人生の勝算」前田裕二 より引用
自分という大きな航海に出ているのに、方角を示すコンパスを持っていない。
自分の進むべき道を定めていないから、途中でどこに向かっているのかわからなくなり、広い海の上で途方にくれます。
そうなったら、一旦陸に戻ってでも、自分自身のコンパスを得るのが、結局遠回りに見えてベストだと思います。
自分の進む道は、現時点では少なくともこれで間違いないと言える、信じ切れる、というところまで見極め作業を徹底すれば、モチベーションは身体から湧いてきます。
見極めが大切という事だが、それが難しいですよね。
そしていざ見極めても、自分が信じられなくなり、途中で不安になってしまう事もあります。
見極める力と、自分を信じる力
磨いていかねば…。
選ぶ、ということは、同時に、何かを捨てることです。
「人生の勝算」前田裕二 より引用
何かを得ようと思ったら、他の何かを犠牲にしないといけない。
人生の質を高めるのは、選択と集中です。
ブログとして考えると、特化ブログの方がいいということでしょうか…。
残念ながら私のブログはゆる特化ブログ(ほぼ雑記ブログ)ですね。
最初は副業や、自己啓発、起業といったジャンルでのイメージでしたが…今後に期待ですね(笑)
第5章 SHOWROOM起業
SHOWROOMを起業した際の話が中心に記されております。
夢は全力で手を伸ばした1mm先にある。
秋元康さんの言葉 「人生の勝算」前田裕二 より引用
夢破れた人たちは実はどれだけその夢に近づいていたか気づかなかった人たちである。
そのチャンスを手に入れれるのは全力で手を伸ばし続けた人だけ。
刺さる言葉ですね。
全力で行動できているのか…自分に問い直さなければですね。
出演者交渉のためのどぶ板営業や電話営業を全力で行った。
「人生の勝算」前田裕二 より引用
成功している人ほぼ全員に言えることだと思うのですが、こういった泥臭い仕事を全力で行い、結果を出している人が多いと思います。
今の自分は泥臭い仕事ばかりではありますが、それを全力で行えているのか…耳が痛くなる話ですね(笑)
第6章 SHOWROOMの未来
SHOWROOMが世界を目指していくこと等、前田さんの熱い思いが記されております。
私はエンタメ業界についての知識は全くありませんが、前田さんのような熱い思いや、頑張った人が報われる社会という考えに強く共感しました。
内面と必死に向き合う過程で、僕は、大切な宝物をもらいました。
「人生の勝算」前田裕二 より引用
それは、「人生の勝算」です。
すなわち原体験に紐づく、揺るぎない大きな志です。
人生を通じて追い続けたい夢です。
その志や夢が、会社のビジョンや日々の活動という状態です。
明確な根拠など、なくて良いのです。
自分が信じた「人生の勝算」をもてていること自体が、人生における幸福度を増幅させます。
レビュー
完全に私の主観での評価・批評です。
気分を害される方がいたら、ゴリラの戯言だと思いご勘弁ください。
本書を読んだ時点での私の評価になる為、時が経った後で評価は変わると思いますが、読んだ時点での私の知識量に基づいた評価になります。
メカゴリラ評価の軸
・読みやすさ → 文章の構成や章立てにて評価、書籍の種類によっては画像や図も参考に
・おもしろさ → 単純な内容の評価、喜怒哀楽すべての感情含めて
・インプット量 → 知識を得られたかの評価、単純な知識や価値観も含めて
読みやすさ
読みやすさ: (4 / 5)
安定の箕輪さん編集本
本書は幻冬舎の箕輪厚介さんが編集されている本です。
賛否はあると思いますが、私は好きです。
とても読みやすく楽しんで読むことが出来ました。
おもしろさ
おもしろさ: (3 / 5)
個人的にはメモ魔の方が好き
先にメモの魔力を読んでしまっていたこともあり、私にはそちらの方がおもしろく感じてしまいました。
しかしながら、前田裕二さんのドラマのような人生はとても引き込まれました。
特に学生時代のストリートミュージシャンをしてた頃の話や、外資系投資銀行での経験の話は、原体験という事もあり、とてもリアルでありおもしろかったです。
反面、SHOWROOMの事業の事に関しては、興味がなかったこともあり、私的な面白さは少なかったです。
インプット量
インプット量: (3 / 5)
個人的にはメモ魔の方が・・・
おもしろさの項目と同様の内容にはなってしまいますが、メモの魔力を先に読んでしまい、個人的にメモの魔力の方がおもしろかったこともあり、新しい発見は少なめでした。
総評 おわりに
どうしても、メモの魔力と比べてしまいます。
個人的にはメモの魔力の方が内容的には好きでしたが、この書籍で前田裕二さんの事をより知れた気がします。
ブログ活動に生かすという部分も含めてメモの魔力の方が良かったですが、前田裕二さんを知る本として、また仕事術を実際の経験を元に知れるという点では、人生の勝算のほうが多く記載されていると思います。
ちなみに私はこの書籍をkindle unlimitedの読み放題サービスで読書しました。
Kindle unlimitedとは?
amazonの提供する電子書籍アプリ【kindle】を利用した、書籍の読み放題サブスクサービスです。
月額980円(税込)で200万冊以上の書籍が読み放題です。
漫画は最初の巻だけが多いですが、小説やビジネス書・参考書・雑誌などは多数の良書があり、月に2冊以上の読書をすれば元がとれる計算です。
30日間の無料お試しもある為、まずはどんな書籍があるか見てみて継続するか、どうか判断もできます。
ちなみに私メカゴリラは当然、加入しており有用に活用しております!
たぶん、ずっとこのサービスは利用していくだろうと思っております。
kindle unlimited無料お試しはこちらからどうぞ
メカゴリラ成長度
成長度: (2 / 5)
成長したこと
・仕事やブログの手法と考え方
・「後天的な努力によって、頑張った人が報われる」という自分の根本の考えの言語化
コメント